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証券会社比較 得するネット証券の選び方 > 株主優待&株主配当(インカムゲイン)を活用
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インカムゲインとは?
株式投資をしていると、どうしてもキャピタルゲインにばかり目が行ってしまいます。※キャピタルゲインとは、購入した株式の値上りによって得られた売却益のことを指します。
しかし、株式投資によって得られる利益は、何もこのキャピタルゲインばかりではありません。もう一つの得られる利益『インカムゲイン』にも大きな魅力があるのです♪
インカムゲインとは、投資または、お金を預けることによって受け取れる、利益分配金のことを言います。
株の場合は『配当金や株式分割』など株を保有して得られるリターンのことを指します。投資信託の場合は『分配金』、債券や預金の場合は、利息(利子)のことを指します。
このインカムゲインは、株式を保有している株主が受けられる特典です。景気が悪くなると、無配や低配当になる企業も多いですが、それでも配当や優待が魅力的な企業はいつにでも存在します。
株式投資では、キャピタルゲインとインカムゲイン、この二つの利益を考慮して取引をする事をオススメします。どちらか片方だけでは不十分です。これら二つでの利益を考えながら投資をすると良いでしょうね。
インカムゲインを活用する!
株式投資に役立つ本を探すために書店に出かけても、インカムゲインについて書かれている本は多くありません。キャピタルゲインについて書いてある本がほとんどです。
ですが、上でも述べたように、投資する企業によっては魅力的なインカムゲインを得ることが可能です。それに、インカムゲインを考慮して投資を行うことは、リスク回避という意味でも有効だと思います。
配当や優待が魅力的なら、たとえ株価が下がったとしても慌てることはありません。株式を保有しているだけで貰える株主配当や株主優待を得ながら、株価が上がるまで待てば良いのです。
兄さんが景気が悪い時に保有していた『9984:ソフトバンク』と『9669:オークネット』を例にすると、兄さんが保有している間に、これらの株は、兄さんが購入した価格よりもかなり下げた時期もありました。
もし、キャピタルゲインのみを目的として投資を行っている投資家ならば、すでにこれらの株を損切りして、他の上がりそうな株を購入しているかもしれません。
ですが、兄さんは違いました。優待が美味しいことを調べてこの2つの株を購入したので、少しくらい株価が下がっても売る気はありません。値上がりするまで待ちました。
まず『9984:ソフトバンク』ですが、現在の株価は964円となっていまっした。株主優待を貰うには単位株で保有している必要があるので、100株購入しないといけません。
つまり、この取引で必要な購入代金は964×100=96400円となります。それでは、このソフトバンク株から一体いくらのインカムゲインが得られるのでしょうか。少し計算してみましょう。
株主配当:1株当たり7円
株主優待:
ブロードバンド総合サービス「Yahoo!
BB」の月額基本料金3ヶ月分無料(100株以上)
・ADSLサービス料 ・ISPサービス料
・モデムレンタル料および「BBフォン」のモデムレンタル料
※3月と9月の年2回。つまり、6ヶ月分が無料。
ソフトバンク株を保有していて得られるインカムゲインは、この2つになります。株主優待をお金として考えると、一体いくらになるのかを計算するために、ADSLインターネット接続サービスのYahoo!
BB12Mを利用したとして、金額を算出してみます。
Yahoo!BB 12M ・・・月額基本料金3,543円×12ヶ月=42,516円
株主優待 ・・・月額基本料金3,543円×6ヶ月=21,258円
優待を利用した場合の利用料金・・・42,516−21,258=21,258円
以上の結果から、ソフトバンク株を保有する事で得られるインカムゲインは、『株主配当700円+株主優待21,258円=21,958円』となります。
つまり、株価964円で株式を購入したとすると、年間で22.7%もの金利を得るようなものなのです!
銀行金利などから考えるとありえない数字ですよね。これだったら、少しくらい株価が下がろうとも、美味しいインカムゲインを得ながら、安心して株式を保有していられますよね。
では次に、『9669:オークネット』の株式を保有している事によって得られるインカムゲインを計算してみましょう。オークネットの株価を989円として計算します。
株主配当:1株当たり20円
株主優待:
(1)中古車販売ショップ「オートバンク」で利用できる優待券(50,000円相当) (2)鉢植えフラワー(市価10,000円相当)
(3)月間雑誌12ヶ月分、「選択できる雑誌一覧(600円)」より1誌選択(100株以上)
上記(1)(2)(3)の中から1つを選択
株主優待(1):株主配当2,000円+株主優待50,000円=52,000円
金利にすると『年間約52.6%』。
株主優待(2):株主配当2,000円+株主優待10,000円=12,000円
金利にすると『年間約12%』。
株主優待(3):株主配当2,000円+株主優待7,200円=9,200円 金利にすると『年間約9%』。
どうでしょうか?インカムゲインを金利として計算してみて、とても魅力的なものであることが分かってもらえたかと思えます。
たとえ少しくらい株価が下がろうとも、毎年得られるこれらのインカムゲインを受け取りながら、株価が上がるまで待っていれば良いのです。
そして、無事、株価が当たった時には、この2つの株式を売却してキャピタルゲインを得れば良いのです。
株式投資の魅力は、キャピタルゲインのみではありません。インカムゲインの中にも十分魅力的なものがあることを知っておいて下さいね。
それに何度も言いますが、インカムゲインを考慮して投資をすることで、リスク回避にもなります。もし株価が下がったとしても、インカムゲインを得ながら値上がりするまで待てばよいのです。
美味しいインカムゲインが得られる株式は、たとえ株価が下がったとしても、毎年利益を生み出す『資産』なのです。
関連ページ:株主優待情報が見れる証券会社一覧
※株主配当や株主優待の内容は、企業の業績・都合により内容が変わる事があります。
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