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特定口座を徹底解説2


特定口座へ株式を入れると、不利(損)になることも!


これは、平成13年9月30日以前に購入に購入した株式を持っている人に関係があることです。ですので、それ以外の人は飛ばしてもらって構いません(^^ゞ。



特定口座を申し込むと、条件を満たす株式等は全て特定口座に入れられます(ただし、現在個別に入庫できるように見直しがされています)。ですので、特定口座を開く前に知っておいた方が良いことを書きますね♪


特定口座を申し込む前に、考慮して欲しいのが『(株式の)取得日』と『入庫額』の関係です。特定口座では『(株式の)取得日』と『特定口座に入庫する方法』によって、『入庫額』が一番下で紹介する表のように決められてしまいます。



例えば、特定口座の場合、A証券会社を通して購入した株式を、引き続きA証券会社で保管している場合には、下のように入庫額(その株式を取得した株価)が決められます。

1.平成13年9月30日以前に購入したもの・・・みなし取得価格『平成13年10月1日の終値の80%』
2.平成13年9月30日以降に購入したもの・・・実際の取得価格



これに対して一般口座は、平成13年9月30日以前に購入したものは、みなし取得価格と実際の取得価格のどちらか有利な方を、自分で選ぶことができます(平成15年〜平成22年売却まで)。


この説明だけでは分かりにくいので、ここで例を挙げて考えてみましょう。



平成8年9月30日にトヨタ自動車の株を3,000円で買い、その後の平成13年の10月1日には終値2,000円になっていた場合


1.この株式を特定口座に入庫した場合

自動的に、みなし取得価格として特定口座に入庫されるので、取得価格は『平成13年10月1日の終値2,000円×80%=1,600円』となる。

つまり、この株を特定口座に入庫してしまうと1,400円の損になってしまうです。


2.この株式を一般口座に入れておく場合

みなし取得価格(1,600円)と、実際の取得価格を自分で選択できるので、もちろん、実際の取得価格3,000円を選ぶ。



どうでしょうか?平成13年9月30日以前に購入した株式を現在も保有している人は、何も考えずに何でもかんでも特定口座に入れてしまうと、損をする場合もあるのです。ですので、この点をよく考えてから特定口座の申し込みをしましょうね。


なお、1度特定口座に入庫したものを一般口座に移すことはできますが、その逆の一般口座から特定口座に移すことはできないようになっています。





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