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単元未満株とは?ミニ株とは違う小額取引の特徴


単元未満株(たんげんみまんかぶ)とは、各銘柄ごとに決められた取引単位に満たない株のことです。


取引単位(株式用語では単元株といいます)とは、「株を買うときは、決められた単位で取引しましょう」という株式投資のルールです。



どういう意味かと言うと、スーパーで売られているたまごを例にしてみると分かりやすいと思います。


例えば、普段スーパーで売られているたまごは、10個入り1パックや6個入り1パックになっているものが一般的です。

仮に、必要な数が3個だけだったとしても、パックの中から3個だけ取り出して売ってもらうことは出来ませんので、必ず1パック単位で買うことになります。



株式投資の場合も、パック売りのたまごと同じしくみで、あらかじめこの銘柄は100株単位と決まっていたら、その単位で取引していくことになります。




ソフトバンクの単元株




例えば、ソフトバンクの取引単位は“100株”と決まっていますので、もしソフトバンクの株を売り買いするときは、100株=1単位として取引していくことになります。


ヤマダ電機なら10株単位と決まっていますので、10株=1単位で取引していくことになります。



ですので、ひとまず7株だけ買ってみたり、13株だけ売却するといった中途半端な数での売買はできません。




では、単元未満株取引は何のためにあるのかというと、ひとつは、発生してしまった端株(はしかぶ)を処分するためです。


株式投資を行っていると、保有している銘柄の会社が、発行株数を増やすために株式分割を行うことがあります。そして、株式を分割した時に、取引単位以下の端数(つまり端株)が出ることがあるのですが、これが単元未満株が生まれる原因です。



ちなみに、単元未満株とは逆に、取引できる単位の株のことを単元株(たんげんかぶ)、または、普通株や単位株といいます。




それでは、また例を挙げてみましょう。例えば、ソフトバンクが株式分割を行い、1株につき1.5株を割り当てることになったとします。


(1) 1株が1.5株になった
        ↓
(2) 100株持っていたので、100株 × 1.5株 = 150株になった



ところが、ソフトバンクの株は100株単位でしか取引できませんので、このままでは50株は余ってしまいます。


この50株を処分するために、単元未満株取引を行います。取引のやり方としては、50株にさらに+50株の単元未満株を買い増して、単元株まで引き上げてしまう方法と、そもそも発生してしまった50株を売却してしまう方法があります。




ちなみに、単元株以下でできる取引には、「ミニ株式(通称:ミニ株)」もありますが、ミニ株の場合は、取引できる単位が単元株の10分の1にあたる数と限定されていますので、1株や3株など、バラで取引できる単元未満株取引とは異なります。


ソフトバンクをミニ株で取引するなら、100株単位の10分の1単位ですので、10株ずつ(10株、20株、30株など・・・)売買していくことになります。




ですので、ミニ株も単元未満株も、単位株以下の数量で取引できるという点では共通していますが、実際には取引できる単位が異なっており、売買手数料も違いますので、証券会社では違う商品として区別しています。




取引単位: 単元株(普通株) > ミニ株 > 単元未満株




さて、だんだん混乱してきたかもしれませんので(笑)、株式投資で行える取引単位を分かりやすく整理してみたいと思います。



< ソフトバンクの場合 >
名称 取引単位 説明
単元株
(普通株)
100株 取引する時の基準となる単位のこと
(例) 100株、200株、1000株…
ミニ株 単元株の
10分の1
単元株の10分の1にあたる単位
(例) 10株、20株、30株…
単元未満株 1〜99株 単元株に満たないすべての株
(例) 1株、2株、37株…
端株 1〜99株 取引単位に満たない株という意味では単元未満株と同じですが、端数が出てしまったときなどに限定して使われる用語。



名称
単元株で取引する方法
(普通株式=現物株式)

端株で取引する方法
(ミニ株式、単元未満株式)





銘柄の中には、取引単位がはじめから1株単位となっているものもありますが、この場合は、はじめからバラ売りされているのと同じですので、ミニ株も単元未満株での取引も行えません。




なお、親切な証券会社の中には、「じゃあ、いっそのこと、いつでも単元未満株で取引ができるようにしちゃいましょうよ」ということで、端株を持っていなくても、単元未満株取引ができる証券会社があります。


単元未満株式の取引ができる証券会社を利用すれば、まとまった取引単位では資金不足に陥ってしまうような人気銘柄でも、たった1株から取引できるようになりますので、これは大きなメリットです。



また、取引金額が高額になってくると、売買資金だけでなく、不安も増してきますが、単元未満株なら、8株だけ買ってみたり、24株だけ買ったりできるようになりますので、精神衛生上のメリットもありますよね(^^ゞ。



それが出来るなら、どの銘柄もはじめから単元未満株にして欲しいところですが、株式投資のルールで「決められた単位で取引するように」と決まっていますので、残念ながら、ここは潔く諦めましょう(笑)。




さて、単元未満株の特徴やメリットは紹介してきましたが、単元株に取引単位が限られているという弱点があるように、単元未満株にも弱点がありますので、単元未満株の取引ルールと一緒に見ていきましょう。




単元未満株の取引ルール

単元未満株の取引には、独自のルールがあります。例えば、単元株のように指値注文は出来ませんので、単元未満株を売買する時は、必ず成行注文で取引が成立していきます。


また、単元未満株の本来の取引目的にもあったように、ほとんどは端株を処分するために利用するため、一部の銘柄や証券会社では売却しかできなかったり、ピッタリ単元株になるまで買い増すしかできない場合があります。



あとは、売買手数料が単元株のように1日定額コースや20万円未満は無料などと充実していませんので、単元株に比べると割高です。



単元未満株のメリットとしては、トヨタ自動車や東京電力など、超一流の銘柄や人気銘柄、安定した値動きの銘柄などが1株単位の少額で売買できることです。


また、議決権はありませんが、保有している株式の数によっては配当金や株主優待を実施している銘柄もあります。




それでは、下の表では、単元未満株取引ができる証券会社を詳しく比較していますので、口座開設や取引をするときの参考にしていただければと思います。




【証券会社の単元未満株取引 売買手数料比較】

1番安い
2番目に安い
3番目に安い



※各売買手数料は、税別価格を記載しています。

※( )内は、各証券会社での単元未満株のサービス名です。

※カブドットコム証券の単元未満株(プチ株)では、2万円まで一律100円(税別)となっており、それ以降は+1万円増えるごとに+67円(税別)の売買手数料が加算されます。

※岡三オンライン証券の単元未満株は、10万円以降は+10万円増えるごとに、+600円(税別)の売買手数料が加算されます。

※松井証券では、1銘柄ごとに一括売却のみできます。

※取り扱いがない証券会社では、端株が発生した場合に限り、電話や郵送などで手続きを行うことで、売却のみや買取のみは出来るようになっています。





【証券会社の単元未満株 取扱銘柄比較】


※セントレとは、セントレックス市場の略です。
※“△”印が付いている場合は、売却のみできます。
※取引可能な市場の場合でも、整理銘柄や監理銘柄、東証に上場している外国株など、一部の銘柄については取引できない場合があります。




単元未満株は、本来、「小額取引ができるから」という目的よりも、もともと持っていた銘柄が、株式分割をして端数が出たときに役立つ取引方法です。


僕も今まで取引した中で何度か株式分割を経験していますので、端株が出てしまうことは決して珍しいことではありません。



特に、中・長期の投資を目的としている方は、株を保有する期間が長くなる分、株式分割が行われる可能性も高くなりますので、少なくとも1社は単元未満株の取引ができる証券会社を抑えておきましょう。


なお、僕のお勧めとしては、取り扱い銘柄数が多く、手数料も安いSBI証券マネックス証券がお勧めです。




参考 : 単元未満株の取引ができる証券会社
    : ミニ株投資のきほん
    : ミニ株式投資-ミニ株入門-
    : ミニ株と普通株の違いとは?







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